「急性」と「劇症」の違い

感染症は、例えばインフルエンザであるなら、その症状はかなり一定しています。個人によって出る症状は、結構似たり寄ったりである、ということです。もちろん、その症状の程度は人によって異なりますが、大体同じような症状が出ることとなります。しかし、B型肝炎の場合、その症状が多岐にわたるため、風邪やインフルエンザと一緒にすることはできません。では、どのような症状が現れるのでしょうか。B型肝炎ウイルスに感染して発症した際、主に3つの状態として現れることがあります。

B型肝炎まずは『急性肝炎』、これはまさにその名の通り、急性のものです。肝機能が低下しますが、自然治癒が可能な状態です。それに対し『慢性肝炎』は、その名の通り症状が長期に及びます。そして、もっとも気を付けなければならないのが、症状が『劇症型』になった場合です。ウイルス性肝炎に感染すると肝臓の細胞破壊、肝機能低下が見られるようになります。劇症型の場合、いわゆる『高度肝機能障害』となって、意識障害やパニック障害など、様々な症状が見られるようになります。この劇症型になると、そこからの救命率が急激に低くなります。これらの症状も、『肝性脳症』という、危険な症状によるものです。